2009年6月25日木曜日

V8フルチューンビッグブロック再生計画(3)

 工業の世界では、戦前のゼロ戦の開発のころからベンチマーキングだったか?という性能改善手法が
ある。要するに効率のいい品質向上プロセスなんだけど、21世紀の時代なんだから、もう少し現代的な
性能改善プロセスを導入して考えてみることにしようかと思う。DMAICと呼ばれる最近、結構有名な
基本コンセプトなのだが、細かいことはどうでもいい。結果的に無駄な時間と費用を生まないようにする
ためである。言いかえれば、趣味ばかりに振り回されるリスクを回避するためである。逆説的に言えば、
多くの無駄な時間と費用とを浪費してきた反省があるからだ。

 DMAICとは、簡単に言えばこうなる。

Define(定義)
Measure(測定)
Analyze(分析)
Improve(改善)
Control(維持コントロール)

 もっとも、あくまで基本プロセスであって、そう簡単に解決するものではないけど、いきあたりばったりの
カーライフ趣味の世界では、あまりなじみがないのではないか。せいぜいトラブルシューティングくらいが
通り相場じゃないかとも思える。

 それぞれについて、今回の項目づけをしてみた。

(1)Define(定義)
  「本来の想定スペックの性能を実現する」
(2)Measure(測定)
  現状の不具合の列挙
(3)Analyze(分析)
  不具合の原因分析
(4)Improve(改善)
  パーツ交換およびセッティングなどの調整
(5)Control(維持コントロール)
  改善後の性能の維持を目的とした、日常のメンテナンス

 ということになろうか。
 少々、小難しいことを書いてしまったが、できるだけ費用を抑え、膨大な時間に振り回されずに長く
カーライフを楽しむのに、ちょっとは役に立つんじゃないかというくらいの感じだ。

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