2010年5月28日金曜日

MR2のWikiを鵜呑みみにしてはイケマセン!(ただし更新前のね)

 Wiki各項目になんとひとりでこの5年間で1万件以上書きこんでるやつがいる!
 以前、ザ・掲示板でNSXとMR2のことで論争したことがある。相手がやけにNSXを持ち上げたり、MR2
を批判し、ミッドシップの机上論ばかりぶつので、変な野郎だと思っていた。まあ最後には相手にも花を
持たせてあげて終結させたけど、後になってあいつは、きっと熱烈なNSX乗りなんだろうと気がついた。
(ただし、実走行が知識に伴っていた形跡はまったくなかったが・・・・)
 掲示板が終了して3年、ずっと忘れていたがウィキのMR2を見ていて、はからずもやつの主張を思いだ
すこととなった。まったく論調が同じ。同一人の仕業かどうかまでは、わからないが、履歴を見ると、どうも
その気配がなきにしもあらず。はじめはスルーするつもりでいたが、何千人もの人が最低でも見る以上、
見過ごせなくなり、ついにWiki初見参を果たしてしまった。
 現在更新されている概要のところは、大幅に私が修正し編集した内容となっている。くわえて更新前に
書かれた偏見と勘ちがい、知識不足に基づく内容について、そのまちがいを「注釈」で掲載したのだが、
その1万件君に途端に削除をかけられてしまった。その1万件君が、偏見と誤解の受け売りを書きこんで
いたのかどうかまでは、断定できないが、もしかしたら本人だったのかもしれない。

さて、更新前と更新した内容、および削除をかけられてしまったが、MR2の真実を掲載しておこう。

【更新前】
'''MR2'''(エムアールツー)は、トヨタ自動車が生産していた1600cc及び2000ccクラスのミッドシップ
スポーツカーであ後継はトヨタ・MR-S|MR-S。ミッドシップリアドライブ(MR)車としてであるが
初代、2代目共に前輪駆動車(FF車)を逆さまにする手法で作られた為に、純粋なミッドシップとは言えず、
エンジンは後輪の上とかなりリア寄りで前後の重量配分も後部が重くなっている。また、前輪駆動車同様に
ンスミッョンがエンジンの下に位置するので、エンジンの位置が高く、重心が高い。サスペンションも
また前輪駆動車のフロントサスペンションに多いストラット式サスペンションがリア側にも採用されており、
スポツカには珍しく、前後ともにストラット式となっている。

【更新後】
1)概要にあたるところの修正および編集
'MR2'''(エムアールツー)は、トヨタ自動車が生産していた1500ccと1600cc(初代AW10,11型)及び
2000cc(2代SW20型)エンジン搭載のミッドシップスポーツカー。名称が示す通り、正確には別車
種となが、トヨタのミッドシップスポーツカーとしての後継モデルはトヨタ・MR-Sが、それにあたる
日本初の量産型ミッドシップスポーツカーとして誕生。MR2の称の由来はMR(ミッドエンジン
ランナバウト=小型ミッドシップカー)2シーから来ている。

2)注釈欄の追加補筆⇒1万件君に削除をかけられた部分
 自動車評論家や自動車雑誌ライターなどから、当該車は、前輪駆動車(FF車)を逆さまにする手法
で作られた為に、純粋なミッドシップではない、またエンジンは後輪の上とかなりリア寄りで前後の重量
配分も後部が重くなっているなどと評されることが多かったためか、そう信じ込んでしまっている向きが
非常に多いが、実際は既存車種、並行開発モデルからの主要コンポーネンツの転用によって開発コス
トの大幅な抑制を狙ったオリジナル専用モデルである。(これは、ホンダNSXが開発される際に、最も
開発コストがかさむと目されたオリジナルエンジンの開発をあきらめ、FF4ドアセダン(レジェンド・セイ
バー等)用の横置き仕様V6の3.2リッターを流用したのと同じ)
 事実、サスペンション仕様などは、同クラスFF車と反対に取り付けられているわけではない。また、
そのFF車とされるセリカ・カリーナ・コロナとはホイールベースが異なり(2400mmと2525mm)フロア
パンさえ共有しておらず、ブレーキシステムも連続スポーツ走行を想定して、セリカ・カリーナ・コロナよ
りも、おおむねスポーツ志向の高い仕様となっている。(2SW20の最廉価グレードであるGにさえ4輪
ベンチレーテッドディスクシステムを付与)また、サスペンション細部の剛性やパーツなどのチューニン
グが異なり、前記の指摘は当たらない。そもそもFF車の前後車軸を逆転させ流用して、高い走行性能
が得られるほど、スポーツカーの開発は単純な作業ではない。
 また、エンジン搭載位置が後車軸にややオーバーハングしていること(車軸の上にあるわけではな
い)、後輪に占率の高い重量配分から同様に指摘を受けるが、厳密な定義からすれば、レーシング
フォーミュラ以外、純粋なミッドシップカーなど他に存在しなくなる。  
 さらに、転用したパワートレーンの構造上からエンジン搭載位置が高く・・・・などとも指摘されること
もあるが、あくまで当該車体に関しての個別の問題であって、競合他車種との性能比較で語られている
わけではなく、それらとの相対的な比較でも高いわけではない。また静止状態での見かけ上のエンジン
の重心は実際の走行状態での慣性モーメントの重心(通常クランク軸やや上方)とは異なり、さらに静
止状態の無負荷状態(搭乗員なし積載物なし走行抵抗ゼロ)の車体全体の重心と走行状態の負荷状
態(搭乗員、積載物、走行抵抗、荷重)での車体全体の重心とでは、ずれが生じるため、単純な見かけ
上の指摘に過ぎない。

 Wikiには、あらためて掲載し直すことは、しないつもり。馬鹿な書き込みを訂正しただけでも効ありと
思うから。  

2010年5月6日木曜日

レクサスとメルセデスの話題&スポーツカーが消えていく・・・・・・(3)

 連休中に見かけたメルセデスやレクサスに乗ってる連中は、やっぱり、世間一般から見れば、違った
人種みたいなのが多かった。けっこう似ている。これをどう見るべきか?結局、収入状況で車が選ばれてる
だけなんだろうか?それにしても、どうもひと癖ありそうな連中が、大半なのは相変わらずだ。
 オーナーになるまでは、確かにやっぱりちょっとした偏見を持っていた。80年代のころ、今からは想像
もつかないくらい、W126なんかが幅を利かせていて、アメリカンV8に乗っていた時でさえ、何度かあおら
れたことがある。そんな時には、ストレートマフラーで全開にしてやった。すると、あおりはやめてくれた。
 相手が、チューンドV8だと知ると、見下す気配はなくなったのであった。おそらく、こういう経験と言うのは
大なり小なり、たくさんの人があって、そのためメルセデスに対する畏敬と敬遠の混じった印象となって世間
に根付いたのだろう。ちなみに米国では、こういう感じの車を、マフィアの車というのだそうだが、それは、
メルセデスではなく、米車フルサイズセダンスモーク仕様に限られるようだ。メルセデスは、金持ちやエスタ
ブリッシュメント層の車、50代以上の裕福なセレブ層の車というイメージらしい。
 ずっとNYに住んでいる友人に聞くと、向こうのホワイトカラーのあこがれの車種は、40代までは、
圧倒的にBMWだそうである。これは、かなり顕著らしい。成功して、車が持てるようになったら、BMW!
なんだそうである。というのも、NYでは、保険もパーキングもめちゃくちゃ高くて、最低30万ドルの
年収がある人が、持つもの・・・・という認識があると言っていたが、真相は不明。なんでも、一番安くても
月1200$はくだらない、パーキング料とのこと。それに高級車だと、保険料が年間、基本で日本円で、
70~100万円、ノンスタンダード(事故歴の多い人、通常の保険に入れない人)だと、この倍になるらし
い。くわえて、盗難事件が日常茶飯事で、アパートメントの前に置いておけば、昼間でも、ものの1~2
時間でなくなってしまう・・・・と言っていた。
 事実かどうか確認してはいないが、アメリカ人みんながみんな、大きな車に乗って走りまわってるわけで
もないということは、たしかなようだ。


 BMWの次に人気なのが、トヨタ、これはヨーロッパ系の人たちも同じだとのこと。車のできに関しては、
日本車が最高、というのがNYで働くヤッピー(ちょっと古い表現か?)のあいだの定評らしい。
 しかしだ、ふだん車に乗らない連中に、日本車はいいって評価されても、いかがなものか?
 それにだ、70年代、80年代は顕著だったが、輸出仕様のほうが、コストをかけられている、生産基準
も高いってのも、日本車にはつい最近まで見られた現象なのである。公式発表では、90年代半ばくらい
から差別していないというが、どうも最近読んだ安全神話に関する本では、そうでもなく、まだ多少なりと
も残っているようなのである。


 実際に、その本に書かれてあったことを自分の車や、ディーラーの展示車で確認したのだけど、やっ
ぱり、そのとおりだった。衝撃を受けるほど、厳然とした事実だった。
 このブログで、その詳細を書くことは無理なのでしないけど、日本車を過信するより、あるいは、国産の
新車をありがたがる傾向より、10年かそれ以上落ちの、米車や欧州車の方が、まだまだ上なんだと思っ
た方が、どうも正しいようである。
 
 レクサスは、はたしてどれくらいの品質を持っているのだろうか?いろんな車を見てきたが、本当に
メルセデスレベルの品質で作られたのは、ニューセンチュリーだけではないかと思う。セルシオもシーマ
も、たいしたことはない。15年たって、品質が落ちていない個体がどれくらいあろうか。別のサイトか記事
で書かれていたが、日本車の品質維持期間が伸びたが、それでも15年で、いきなりがたがた崩れるよう
にダメになってくるとあったが、まさに乗っていたUZZ32の先代ソアラがそうだった。走行距離は、あまり
関係ない。15年~17年で、あちこちがダメになってくる。もっとも走行には関係なくエンジンなんか全然
問題ないのだけれど。取り付け、たてつけ、なんかが、いきなりきしみや、緩みがでてきたり、ゆがみが
発生してきたりしたのである。新車で買ったのも、中古で買ったのも、両方同じだった。申し合わせたよ
うに同じ時期に同じような症状が出てきた。つまり、多分寿命なのである。レクサスといえども、例外では
ないような気がするのだが・・・・・・・
 たしかに、いつまでも新車のような品質を持っていたら、メーカーは代替え販売が期待できずに困る
というのもあるのだろう。でも、はたして15年やそこらで、急激に品質が落ちてくる車を、すばらしいすば
らしいと、もてはやすのも馬鹿馬鹿しい気がする。
 
 国産の高級車には4コート4ベークの塗装が、施されていて深みのある色合いを出している。つまり、
4回塗りで、4回焼きつけているということだ。センチュリーは、5コート5ベークだという。たしかに、昔の
車なんかと違って、塗装の耐久性は抜群に良くはなった。リキッドガラスコーティングしておくと、かなり
のあいだ、ノーWAXでも大丈夫。だが・・・・・それは一部の車、もっと率直に言えば、トヨタ、日産のごく
一部だけであって、他はけっこういいかげんである。スバルなんかはひどいものだ。10年たたずして、
いたるところで塗装に鋼板にいたみや錆が出てくる。アリストを手に入れる前に、第一候補車だった
レガシーツーリングワゴンを断念したのも、これがひとつの理由になった。そして、トヨタ、日産の一部の
例外も果たして、それなりに高レベルな鋼板を使っているのかどうか・・・・それも安心はできない。
 新車からしばらくしは、いいのだが、少したってからダンダン判明してくるようだ。シーマなんか、
ちょっとたったやつだと、さびやいたみがひどくて、とても高級車などと威張れるものではない。いつか、
マフラーエンドが腐食して落ちかかったのを見たことがある。こういうのは、米車や欧州車では、大衆車
の話なのである。日本車に高級車みたいのは、存在するが、本物の高級車、あるいは最高レベルな自
動車というのは、ごく少ない例外を除いては、滅多にないはずでレクサスも例外ではなさそう・・・・・と思え
るのだが。

 本当にお客が、手ごわかったら、メーカーは、センチュリーみたいな車を高級車の水準まで持ってこな
ければならない・・・・・はずなんだが。メルセデスの水準、(といっても、90年代後半からつい最近までの
クライスラー提携時代の生産車やAクラス、Cクラス。MLクラスは完全に例外だが)は、そこがスタートポイント
であると思う。そこが基準点であり、そこから様々な車両に関わるソフト面が、これでもか、というくらいに
研究され検証され、フィードバックされている、そんな気がしてならない。安全性、疲労軽減、居住性、
取り回し、燃料効率、人間工学的な配慮、精神安定維持、神経疲労対策、見切り、性能維持能力、
品質保持能力、部品交換で蘇る新車の性能・・・・・挙げだしたらきりがない・・・・・しかし、実際に何年も
乗ってみて、いや何十年と言った方があたっているのかもしれないが、やっと理解できる、それも他の
車もたくさん試してきて、という条件つきであるかもしれない。



 
映像は、他サイトからの借用です。(非商業目的での使用)

2010年5月1日土曜日

レクサスとメルセデスの話題&スポーツカーが消えていく・・・・・・(2)

 CR-Zが発売になって以来、ちょくちょく見かけるようになった。それほどのインパクトでもない。いや
正直言って、ちょっと見では、インサイトと見分けがつかない。あんなので、いいと思うやつが、大勢いる
というのが信じられない。まあ、そう言うのも、この車が往年のCR-Xの系譜にあるという意識が強く働く
からなのだろうが、こういう受け取り方は、時代遅れなのだろうか。
 CR-Xという車、今から思うと、ライトウェイトスポーツのすばらしさを味わうことのできた日本車の絶頂
期に属していた時代の代表的な1台だったという気がする。とてもすばらしいスポーツ車だった。加速や
旋回が得意で、燃費も驚くほど良かった。Siは、レギュラー仕様だった。たった130馬力だったけど、
900kg以下の車重で、(2代目は、先代よりパワーアップしたのに重量は変わらず)、おどろくほど性能
が良かった。
 あんな軽いボディーで、胸がすくような加速をする車って他にあったろうかと思う。もちろん、チューンド
やレースカーなら、はるかに性能は良かったが、故障知らずの普通のノーマル車で公道を他の車たちと
大手を振って走ることができるって意味では、夢のような車だった気がする。CR-Xみたいなスポーツ車
ってのは、もう望めないのだろうか。

 ライトウェイトスポーツって範囲じゃ、FD3S、SW20の1250kgくらいが、限界だろうか。これを越えて
たら、もうスポーツカーの軽快感は無理だろうって気もする。

 軽けりゃ軽いほど、いいってのは、スポーツカーの常識として専門書にも書いてあるけど、どうも軽すぎ
るのもダメなようで、かなり関心を持っていた、ウェストフィールドやバーキンなどのロータス7レプリカ車
などは、ちょっとした路面のでこぼこではねてしまって、どうしようもない、とネットのHPに載っている。

 とすれば、90年代に生産された日本車スポーツが、素材としてはかなり、いい線ではなかろうか。

 
 ウエストフィールド ウエストフィールド:メーター

 映像は、他サイトからの借用にて。(非商業目的使用)