2009年6月15日月曜日

C4ZR1点火系統故障修理に関するぼやき(1)


 このあいだ書いたように、始動困難、かかっても、まともにはねず、
すぐ止まる症状が出たZR1。
ついこの間まで、初々しい新型車だったのが、もうとっくに10年車
になっている。いやへたすりゃ、もう20年!に向かってる、といったほうが
いいかもしれぬ。
 わかってはいるけど、やっぱり自動車の経年劣化ってのはDogYear
みたいなところがある。
 でも通算で3万km台なかばも走っていない、この車。走行距離だけじゃ、判断できないもんだなあ。
 まあボヤキは、それくらいにして・・・・・・

 定石どおり、プラグ点検からやろうとしてみた。

 びっくりした。国産のプラグレンチソケットが全然入らない!!メンテや修理は、いつも他のV8車
みてもらってる腕利きのメカに頼んでたせいで、ついぞ知らなかった。
 メカ氏に電話で聞くと、Snap-onの薄肉のソケットならということだったが、プロ専門の高価なその
工具など、何年に一度のためにわざわざ買えるわけがない。
 うーん困った。
 ちょっと、ノギスを出してプラグ孔の口径をはかってみた。
 な、なーんとたったの20mm! プラグの六角対辺は、16mmなのに。
 ネットやホームセンターで調べてみると、大抵がソケットの外径22~23mmmなのである。
 それくらいなら、700~800円で、T型プラグレンチがいくらでも手に入る。
 しかし、必死にさがしても通常の値段で手に入る薄肉ロングソケットは、20.5mmどまり。
 あとは、三菱軽自動車4バルブ用ってのが、20mmOKで存在するが、倍以上する。
 たかが、ソケット1個に通販セールでも約2000円!品質のいいのは、同じくセールでも4000円以上!
 そりゃあないだろう。くどいが、たったソケット1個が・・・・
 たかが、プラグ交換でこれほど、苦労したことないし、するとも思わなかったなあ。
 しかもねじこみ部まで約10cmもある!
 OHVなんかブロックから飛び出てるのが、ほとんどなのにね。
 ネットで調べると、ヘッドの小型軽量化のためってあるけど、たしかに片バンク約2.9リッター
の割にはずいぶん小さいヘッドまわりではあるけど、あとプラグ孔の口径を2~3mm拡げても、
全然問題なさそうなんだけどなあ。なんで、こんなに狭く作る必要があるんだ。
 これじゃ、まるでユーザーがメンテするのをわざわざ困難にしてるようにも思えてくる。
 そういや、Corvette、最近モデルは知らないが、90年代くらいは、バッテリー取り外しに
フロントフェンダーパネルやタイヤハウス内張り外す必要があるんだよ。信じられるかい?
  おまけにフェンダーパネル下の見えないところにボルトまであって・・・・・まあはじめての人じゃ、まず
はずせないだろうなあ。なれればなんでもないことには、ちがいないけどね。
 
 昔の国産のどこでも手が入る車がなつかしい。まあ最近は国産もほとんどブラックボックス化
してしまったけど。

 DOHC4バルブエンジンの大御所ロータスが設計して、アルミエンジン工作で世界一と思われる
マーキュリーマリーンが、組み立てた伝説的エンジンだから、他にはかえがたい気がしてきたけど、
もっとユーザーのこと考えてほしかった。
 なにも軽自動車の、それも三菱車の4バルブエンジンしか他に例がないなんていう、ごく稀なプラグ孔
サイズにしなくてもいいだろうに。

 10年くらい前までは、東京近郊で5~6台くらいZR1持ち主の直接間接の知り合いがいたが、
何年か前、多くのオーナーが手放していて、「まあだ、乗ってるんですか~!!」ってすっとんきょうな声で
驚かれてしまったことがあった。



 
 

 
 

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