2015年3月16日月曜日

2JZ-GTEに関する話題

ネットで直列6気筒や2JZ-GTEのことを調べていると、かなり早い2ページ目くらいでここに届いて
しまうことがあり、驚くことがある。このブログの閲覧者は、JZS147および2JZ-GTEに興味関心を
持つ人たちが多いらしい。ここではまず自分の経験や知識、考察の整理のため記述していると
前に書いたとおり、読んでもらうことを大前提とはせず、またいずれ読まれるだろうということも過剰
に意識はしないで書いている。だが、結果的に閲覧する人にとってもちょっとなにかの参考にでも
なれば幸い、という発信スタンスがないわけではない。自分もそのようにしてネット上の情報に
アクセスさせてもらっているし。
読んでもらうことが大前提だったり、過剰に意識し出すとやりきれなくなると思う。自分の知人のを
見ていても、またできのいい他所のブログを見ていてもその結果だと感じられる中断が多い気が
する。それは残念なことだと思う。無報酬なことを継続させるためには前記のような姿勢が必要な
のではないかと考えている。したがってこれからも、ですます調などは取らないつもりである。

さて本題の2JZ-GTEのことを書いてみよう。ただしあくまで私見であるのを断っておこう。
それとこのエンジンはレギュラーで回しているときとハイオクで回しているときでは印象が変わって
しまうということも付け加えねばならない。以前書いたレギュラーのときのレスポンスの悪さ、
全体的なパワー感の低さはハイオクで満たす度に毎回どんどん解消されていった。
【すぐれているところ】
➀3リッターという絶妙な排気量。大きすぎず、かといってこれより小さいと1.7トンには向かない。
 逆に1.5トンのスープラならば2.5リッター、1JZ-GTEでもいいような気がする。
 そう言えばこんなことがあった。
 HKSかフジツボのマフラーかの選択で調べていたら、メーカーのHP上に1JZ-GTE後期仕様は
 ノーマルで320~330馬力出ているというデータがあった。有名なマフラーメーカーだから間違い
 ないことだろう。
  逆にRB6DETT前期(R32)などは230馬力などのデータだった。中古でも使ったのかと思った。
 ただしR33では270馬力、R34では330~340馬力のデータだったと思う。
 1JZ-GTEなどはトルクはないが上のパワーはかなりのもののようである。もっと前期仕様などは
 良くて250馬力、多くが230馬力前後と言われていた時代があったのもよく知られている。
 2JZ-GTEはノーマルで296馬力というデータであった。それは体験からしても納得である。
 それ以上はないだろう。それ以下でもないだろう。経験にもとずく実感と合っている。
 ヤフオクでRegalisスーパーRが落とせず、HKSサイレントハイパワーを落札した。しばらくして
 色々調べてみたらかえってこれで良かったと気づいた。

②直列6気筒であること。
 これをうまく表現するのは無理だ。本当は乗ってみなければわからないだろうと思う。
 やや窓を開けて都内を走っていた季節に、アイドリング中なのにスターターを回してしまったの
 が2~3度あった。名機と言われた7M-GTEなどより全然いい。
 アイドリング中は無振動に近い。今の車のようにさしたる制振材は使ってないはずだが。
 1UZ- FEV8エンジンではアイドリングでかすかに振動しているかのようだったATシフトレバー
 にもほとんど振動が感じられない。アイドリングはもちろん、緩加速でもとても静かである。
 一方、軽負荷の緩加速で聞こえてくるかすかなタービン音とメカニカルノイズはエンジンが働いて
 くれているんだなあと実感できる。
 深夜、仕事から帰ってきてパーキングに止めて、すべてのスイッチを切る前に静寂の中で
 かすかにエンジンから聞こえてくる音に耳を傾けると溶鉱炉の中が燃えさかっているような
 のが伝わってくる。どうもトランスミッションを通してのようだが。
 1日の疲れに包まれながらこれを感じ取れる瞬間を楽しみにしている。
 はじめはスープラとアリストにしか搭載されていなかったとはいえ、1JZ-GTEと多くを共有する
 量産モジュラーエンジンだろうとたかをくくっていた。さんざんいろんなエンジンを味わってきたが
 中々すばらしいエンジンである。

 (次回に続く)

後記
同じ話題ばかり書いているとあきてくるので他のことも書こうと思う。国際政治、日本経済、歴史、
文学、音楽なども書いてみたいと思っている。こういった分野ではまわりについてこれる人間が
ほとんどいない。いくつかはそれなりのリアル団体に参加しているときもあるが、思うところを遠慮
なく言えるということはまずない。
ブログタイトルもカーライフ中心のものから変えるべきか。
さきごろ惜しくも亡くなった徳大寺有恒師匠の本などの「ああ、人生グランドツーリング」などがいい
なあと思っている。
小林彰太郎さんも亡くなった。何冊も本を持っている。本当の車の良さを知っている大物先輩は
三本和彦さんとガンさんくらいになってしまった。
以前はずっと、Car Graphic , ルボラン , NAVIを毎月買っていた時期が続いた。最初こんな雑誌
なんの役に立つ!と思っていたページ数の割りに高かったNAVI(もう廃刊にはなってしまったが)
のことをこれだけはすばらしかったと今は思っている。特に師匠の世界は最高だった。間違いなく。

 
 

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