2010年1月19日火曜日

MR2のドライビング&サスセッティングについて(2)

 このあいだのつづきになる。
どんなふうにまとめて書いてみようかと考えていた。しかし、これがなかなかむずかしいというのに気がつい
た。どんなに言葉を選んで書いてみたところで、同じ仕様の車に乗ってないことが、当たり前、運転技術
や経験がどれくらいあるかも千差万別、おまけに身体能力さえ全然わからないで書いてみたところで、
あまり意味がないんじゃないかって気もしてくる。

 それに、ドライビングテクニックだって、チューニングだって、これしかないってのは多分存在しないだ
ろう、正確に言えば。そのドライバーなりに速く走れる方法ってのが、ドライバーの数だけあると言ったら
言い過ぎかもしれないが、一本しかないということはないはずだ。たとえば、シューマッハや星野一義み
たいに、がっちりフロントを決めてリアをある程度フリーの許容量をつけるセッティングにするセットアップ
もあれば、リアをかっちり決めてフロントは、ステア舵角コントロールで行こうっていうのとでは、ドライビン
グはかなり違ってくるだろうと思う。

 つまり、誤解を覚悟の上で言えば、これこそ最速のドライビングだと言ったところで、それはあくまで個
人的なソリューションであって万人に通じるかどうかと言えば、そうとも限らないということになる。

 となると、何を書いても結局、ひとつの参考例にすぎないということになりは、しないかということである。
 したがって、読んでもらったところでなんの役にもたたないんじゃないか?って気がしてしようがないが、
言葉に表現できる範囲で思い出しながら列挙してみる。
 ただし、書いてる時は、ドライブしてるわけじゃないので、思い出しながら書いてることを付け加えてお
く。それに結果的に、なーんだって感じの内容になってしまったかもしれないが、それをどのレベルで理
解できるかは、受け取り手次第だと言っておこう。わかるやつには、わかるだろうけど、わからないやつに
は、まるでありきたりのことと思えるかもしれないってこと。

ミッドシップのドライビングテクニック
(基本編)
 以下の知識、セットアップ、技術等が確認できていて、はじめて基本OKだという気がしている。

1)自分の乗る車の基本的特性を、カタログ値ではなく経験値として正確に把握する。
 ex. 各ギヤのレシオ、ファイナルレシオ、各ギヤ許容最高速度、エンジン回転のレッドゾーン、
 ゼブラゾーン、パワーバンド、トルクバンド、ストールバンド、ステアリングギヤ比の感覚的把握
 ブッシングのパフォーマンスレベル、サスジオメトリーから来る特性、現在のアラインメント値
 タイヤのコンパウンド、ブロックパターンから来る特性の把握、空気圧、スプリングの特性
 ダンパーの減衰状態、水温油音大気温、路面などなど
2)自分の体の形とそれにあったポジションの獲得
3)理想的なドラポジが、何時間でも維持できるようになるための経験
4)スポーツドライブに適したシートの選択
5)ドライビンググローブを着用した状態でのコントロールへの慣れ
6)正確ですばやい、エンジンストールゼロのギヤチェンジ
7)基本的にアクセルから足を戻さないで、のせたままで走りきれる習慣
8)ヒール&トーを完全にマスターしている
9)リバースステアに変わるポイントを完全に把握
10)リバースしたときの正確な処置ができる
11)1速のギヤ最高速度へのシフトダウンができる
12)メーターを見ないで、スピード、回転数がわかる

あと、もうひとつかふたつあったのだけど、ニュースに気を取られてどこかに忘れてしまった・・・・
次は、応用編でも書いてみるかあ。

 くれぐれもことわっておくが、あくまでひとつの考え方にすぎないってことで、気楽に考えてほしいと
思う。

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