あいだ、とおりがかりで黒のSW20(グレード不明)が、19万円で売りに出ていた。これだけ、すばらしい
2シーターミッドシップが、たった19万円なんて。これをベースに進化させると、かなりのスポーツカーに
なるんだけど・・・・・
チューニング、改造、モディファイ、加工、いろいろ表現はあるけど、日本語じゃなかなかぴったりくる表
現がないから、あえて進化って言ってみる。まあ、それはいいけど・・・・
自分でも乗ってるから、多少よく理解してるつもりだけど、このMR2本当によくできてるスポーツカーだ
と思う。ただし、LSD搭載のGT系(ターボバージョン)(V型はNAにもLSD搭載)についてだけど。NA
は、だめというのじゃないけどGT(ターボモデル)の圧倒的性能から比べると、そこまでは行っていない
のが、惜しい。
3型以降のGTは、ノーマルでさえ、
0-400m 13秒台なかば
最高速 250km
筑波2000 68sec前後
というすばらしいものである。とくに0-400mでは、NSX、FD3S、SUPRA RZ、ランエボ、インプ
など、いずれも280馬力上限のスポーティーカーをしのぎ(広報チューンなどされてなければ)、つるし
のR33のGTRと同レベル。(ちなみにつるしのR32 GTRは、なかなか14secを切れない)しかもMR2
は、245馬力で。
最高速は、サーキットじゃあまり意味ないし(それより高速域での加速が重要)、意味がありそうなアウト
バーンは日本にはないが・・・・・・それでもノーマルで250kmの実力ってのは、かなりのもの。
筑波 68secをマークしたのは、今から15年前のつるしMR2だから、他社のように広報チューン(タイ
ヤ、ブーストup)やれば、65secくらい行けるんじゃないだろうか・・・・・
まあ、こんなデータ的なことも、確かにすばらしいことはすばらしいが、実際乗ってみるともっと実感とし
て、こいつはいいなあと思うことが、いっぱいある。
1)サイズが小さく、日本の道路でふりまわすのに非常に適している VS NSX GTO
2)性能の割に燃費がいい。市街8-9 郊外・高速10-14(ノーマル) VS GTR NSX ランエボ
3)フロントガラスが、サイドまでかなりまわりこんでるラウンドシェイプ設計のため、とても視界が広い
4)視界が広いからまわりが良く見える。圧迫感がなく、疲労感が少ない。 VS インプ NSX ランエボ
5)2シータスポーツカーとしては、圧倒的に実用的な室内。 VS フェラーリ FD3S ランボ
6)空車時 43:57の重量バランスが、乗車時 46.5:53.5(体重75kgくらいとして)
7)初中級ドライバー向け、アンダーセッティングとは一線を画す、リバースオーバーに振りやすい足回り
8)アクセル一発、ブレーキング一発で、簡単に挙動を変えられる面白さ
とくにハンドリングに関しては、そのサイズともあいまって日本車で比肩しうるのは他にないんじゃないかと
思う。(第一級の性能を持つ車としては)乗ってみれば、まだまだ書ききれないほど、感動的なところが、
あるがこれくらいにしておこう。
以前、カー雑誌NAVIで内外スポーツカー20台一気のり、という企画があったとき、「これはもうレーシ
ングプラクティスマシーン、ドライビングプラクティスカーそのもの・・・・」という評価があったのを思い出
す。
たしかにその一方で、貧弱なパッシブセイフティー構造や、ファミリーカー並みのステアリング剛性、4-5速
のシンクロがいいかげんなトランスミッション、タイヤサイズ限界、高速時のリフトが起きやすいフロント部
の設計など、いろいろ本物のスポーツカーなら・・・・と思う欠点が、少ないわけではないけど、身近の
環境でスポーツドライビングをやってみるには、十分すぎるくらいだと思うんだが。
上は、WEBから、かっこよかったので拝借した映像。
乗っていると、子どもや若者から「かっけ~!!」って言われることがある。いやにリアが間延びして見える
NSXよりも、発売当時からずいぶんたった今日では、デザインで勝っているような気もする。
ただ、かなり目立つらしく、それなりに苦労はある。ちょっと、出かけてスーパーや公的な駐車スペース
にオーバーナイトで置いておくと、すぐ「違法駐車厳禁!」の貼り紙をされてしまう・・・・・
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