明日からは、また仕事にもどらなくてはならない。年内みたいに朝から深夜までということには
ならないスケジュールなので多少楽かとは思っている。結局帰省もしなけりゃ、遠出もしなかった今年
の年末年始休暇。これでいいのか、とは思うけど。せめてなにか整理せねばと思う。やらねばなら
ぬことは山ほどあるのだし。本業もごぶさただし・・・・・
ところで賢明な先人たちは生活の方向性や指針みたいなものにどっちつかずになったり、自分自身
を望ましいができれば入っていきたくないような作業に向かわせねばならぬ時、どうやっていたのだろう
かと思う。いやなこと、気の進まぬこと、しなくてもすむことをやらねばと思う時、いつも考える。
仕事みたいに強制力が働かぬと、進んでやろうとしないのは、私だけではあるまい。
やっぱり自分自身に誇りと愛着を持つことが必要なんじゃないかと思う。自分自身と自分の生活に
愛着を持てねば、自堕落ななりふりになってしはしまいか。たしかに以前より、誇りと愛着を自分自身
に持てなくなってきている。どちらかと言えば、他人に求めているような気がする。本当は、まず先に
自分自身で始める必要があるのだろうに。
ということで、明日からの日程の準備を開始だ。
日本には年始まわりという商習慣があり、実家の家業では正月の風物詩みたい
なものだった。あれをやってみたいものだと思うが、店屋の稼業でもないので無理
である。せめて創作の中で描出してみたいと思っている。
年末になると商売をしているところでは、毎年たくさんの名入れタオル、もしくは手拭いを注文する。
また、注文聞きが連絡してくる。
親が、今年は何枚にしようかなどと相談していたのを思い出す。正月が終わると大量の名入れ
タオルや手拭いが個性あざやかにあったものだ。子どものころは、手拭いは貧乏な店屋が配るもの
と思っていたが、大店の老舗の取引先からもあって、不思議に思ったものだ。格式に従えば、手拭い
のほうが正統であろう。良き日本文化である。
この伝統はいつまでも残ってほしいものだ。
写真右:伊東市松原湯端町の伊東芸妓置屋協同組合(伊東旧見番、横田宏恵理事長)は仕事始め 2010.01.05
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