2010年3月1日月曜日

おいおいこども社長かよ・・・

 あんなのアメリカ人に見せたくなかったなあと思うのは、豊田章夫社長の米国行脚のすがただ。
それでなくても、やたら小さくて不利なのに。公聴会の議場に入ってくるのに、頭が見えなかった。
 あんなのが、社長やってるの~!?ってアメリカ人は、腹で思ったろうと察している。

 アメリカでも、ヨーロッパでも、小男に才能あるやつなし、あるいは、小男に大物なし、小男にタフガイな
し、というのは、暗黙の常識になっている。だから国の指導者に小男などまずいない。小泉元首相と同じ
くらいしかなかったシュレーダー元ドイツ首相が、やたら国内で短身を馬鹿にされていた。しまいには、
どこかスキャンダルがあるんだろう・・・・と探られて失脚する始末。欧米では、男性の身長は、かなり重要
な能力計測ファクターになっているかもしれない、暗黙のうちに。

 身近なところでだが、いわゆるビジネスエリートとされる年俸が最低でも1億円はくだらない本国の
リーダーたちが来日したとき、一番小さいのが、うちの日本の代表で、たぶん英国生まれ(公表していな
かったが英国なまりがあった)の日本法人のCEOで40歳ちょっとで178cm前後(ハーバード法科大学
院卒)くらいで、あとは、40歳代ギリギリから50歳代までいたが、いずれも6フィート以上で、一番大きい
人で190cmくらいあった。
 ただ、どういうわけかわからないけど、別の機会に接した(と言ってもフォーラムに参加しただけだが)
欧米の政府関係者やその研究機関の年輩者は、日本人と変わらないくらいで170cm前後の人が多い
のには、その落差にびっくりしたが・・・
 ものすごいトップクラスの人は、勉強のしすぎで背がそれほど伸びず、一流でも2番手クラスはのびの
び育って大きいのかなあ・・・と思ったもんだけど。

 どうも、米国などでは、明らかにトップとしての素質を探る上でコンピテンシーモデルがあるようで、
長年トップになるべくしてなったような人たちを統計的に分析して、小男はペケということになってるらし
い。具体的には最低、5フィート10インチ(177cm)の白人平均身長を最低でも上回り、6フィート
(183cm)以上が望ましいというような長年の分析結果が出ているのではないだろうか。また、それらしき
資料を見た気もする。したがって、いくらアジア系が頑張って出世したところでリージョナルトップレベル
にはなれても、インターナショナルボードのトップには、なかなか奇跡でも起こらないかぎり、なれないと
いう経験則が成り立つ所以でもある。(もちろん資格要件を満たすのであれば、この限りではないのだろ
うが、まず該当者は滅多にいない)それは、上司たちを見ていた時期の経験でも一致している。

 チビなだけでも不利なのに、あの下手な高校生レベルの英語力(切ったら全然英語がわからなくなると
ころでブレスをしていた。)、おまけに公聴会ではなかったが、公の場で何度も泣きだす始末、どうやら
前から性格的にも子どもじみたところがあって、「子ども社長」と社内で揶揄されているようだけど、まさに
それを示してしまったと言ったら言い過ぎか・・・・・
 しかし、公聴会に呼ばれたからと言って、米国のユーザーには、引き取り、納車サービス、修理期間
中のレンタカータクシー代トヨタ持ちって言うのは、いかがなものだろうか?
 もっとも、修理はものの数分でできるという事情はあるのだと言うが・・・・・

 はたして日本でも同じサービスを提供するのだろうか?

 ずっと何十年も、古くは学生のころからトヨタ車に乗ってきた。今でも日本車はトヨタだけだ。
これだけは、言える。トヨタの車が完全無欠で最高に素晴らしいかと言えば・・・・・
それは、ちがう、過信だ。たしかに悪い車はほとんどないし、そこそこイケる車ばかりだ。
 しかし構成するパーツ、部品などは日本の他社(ホンダ三菱富士重を除く)と品質的に変わらない。
変わらないどころか、耐久性では、中古車で値崩れしてしまう日産車のほうが上のも、いくつもある。
 それをうまくきれいに作り、アフターサービスのソフト面(新車サービスと変わらない自社の中古車ユー
ザーに対するサービスなどが典型的)で世界中のどのメーカーもまねできない顧客満足度を成し遂げた
ことに優位性があると思う。それをいつのまにか、うちの品質は世界一と過信してしまったのかもしれな
い。


 だいたい、あの600万円も700万円もしたセルシオの2代目や3台目のなれの果てを見てほしい。
マルチビジョンだってまともに映らないのばっかりで、シートはへなって感じでやれて、見るかげもない。
あれをレストアしようって人はいるだろうか?本物の高級車なら、ああはならない。
 レクサスが、今目だって走ってるけど、やっぱり同じ運命だろうと言う気がしないでもない。

 欧米の超一流企業で、オーナー職はともかく、実務の経営者トップに同族出身者が就任するのなんて
最近聞いたことがない。いや、戦前くらいまでの話だろうか。もしかしたら19世紀までの話かもしれない。
 現代じゃAIGのグリーンバーグ家くらいか・・・・あれだって実務トップではなく、持ち株会社会長だった
のではないか?公聴会に呼ばれたAIGトップは、Mr.グリーンバーグじゃなかったと思った。
 だめだよ、いまどきおぼっちゃま君をトップにするなんて・・・・・

*ちなみにAIGは、欧米ではかなり変わった異端的な社風を持つと見られているユダヤ資本である。
 口には出さないが、ソロモンブラザーズ、ゴールドマンサックスなど同じユダヤ系資本と同一視されて
 いるのは、暗黙の了解事項だ。もしかしたら拝金主義という意味なのかもしれない。

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