2010年4月30日金曜日

レクサスとメルセデスの話題&スポーツカーが消えていく・・・・・・(1)

 トヨタのHPを見ていて驚いた。いやはや大衆車、実用車ばかり。全然、面白そうな車が、ラインナップ
されてない。そりゃあ、レクサスがあるじゃないか・・・・って話もあるだろうが、レクサスは、どうも敷居が高そう
だし。それに、最近どうもレクサスオーナーってのが、ひと昔前のメルセデスベンツオーナーみたいな、
ちょっと偉そうにしたがる輩、俺はお前らと違うんだ!みたいな変な自意識過剰の30代~60代くらいの
あまり車に詳しくない、腕前も並以下の御しがたい輩が多いようで気が引ける。医師、歯科医師、会計士、
社長、総会屋、筋もの、裏社会の連中、そういった業界で羽振りのいい連中で、なにかと文句をつけたが
るような連中が多いんじゃないかと思う。
 まあ、こういう連中には、メルセデスベンツは猫に小判だろう。せいぜいレクサスでいきがるのがいい。
だいたい、メルセデスベンツってのは、本当に車がわかり、他の車と比較対照ができる人間が、乗った
ほうがいい。コンベンショナルな仕掛けでも、洗練に次ぐ洗練ですばらしいレベルにまで仕上がっている恩恵
は、言葉で宣伝できるものでないし、ましてや数値化できるものでもない。いわば大っぴらに伝えるもの
はないと言った方がいいくらいだ、あえて言うなら、よく走り、よく曲がり、よく止まる・・・・・・といったくらい
か。これだけ聞いて、それじゃあ乗ってみよう!という人は果たして、どれくらいいるだろうか。
 だからと言って、もっと魅力的な表現方法が、あるかと言えば、それも難しい。結局、メルセデスの良さは
乗ってみなけりゃわからない。そして、一度や二度でわかる国産などと違って、乗るたびに何年でも、
新しい感動をもたらしてくれるって感じだろうか。それが、メルセデスベンツだと思う。だから、おかしな連
中にはレクサスでもありがたがらせておけばいいのである。

 ちょっと前、まだ中古のソアラアクティブサス(同車種2台目)に乗っていたころ、トヨタディーラー本社
工場で、いつも対応してくれる工場長のところにアポを取って入庫させた時、こんなことがあった。
 会社を早めに出て、入庫させたところ、工場長が、「あー良かった。実はこれから浅草まで行かなきゃ
ならんのですよ。」と言う。わけを聞くと、営業が売ったセルシオ新車のお客が浅草でエンコしていて、
他愛もない操作方法無知のせいなんだけど、ヒステリックになっていて、「とにかく引き取りに来い!」の
一点張りなので、しかたなくメカニックと二人で、これから車載車(ローダー)で浅草まで行くとのこと。
 「電話での説明で、わかることなんですがねー」と嘆いていた。トヨタさんも、こういう馬鹿な連中のお守
をしなくてはならなくては大変だ。なお余談だが、客は日本人じゃないと言っていた。パチンコとか風俗
関係の仕事やってるお客のようだ。こういうお客が、レクサスに流れたんだろうか。

 去年、ある平均時速が80kmくらいのバイパスで、MR2に乗っていたとき、加速中に直前にレーン
チェンジしてきたレクサスLS460がいて、さらに先行車をめがけて加速中の460に全開加速をかけて
、かぶせ気味に、すかさずぶちぬいてやったことがあった。(MR2は、フルタービンチューン仕様)
だが・・・・ミラーを見るとまずかった。どうもその筋のいかつい男とボーズ頭の男の2人乗りなのである。
LS460新車、30代、20代のいかつい男2人組・・・・・しかも、その後、後を追うようにしてくる。ただし、
止まった交差点で降りてくる様子はない。しかし、混み始めた2車線で自由が利かない。いつでも後ろに
LS460がついている。こりゃあ、まずいやつを抜いたか、このMR2に興味を持ったか、どっちかだ・・・・
という気がした。はたしてどっちかは、わからなかったが悪い方に転ぶのもまずいので、何キロか走った
分岐路で先方が、つけたウィンカーとは別方向でレーンチェンジした。それでもついてくるなら、まくか
それとも、ひさしぶりの大立ち回りをやるかしかないなあ・・・・と思っていたが、先方は向かってこずだっ
た。・・・・
 レクサスには、けっこうこういう連中が多いのだろうか。

 さて、かつてのこわもてに大人気だったメルセデスも、今ではレクサスにお株を奪われがちかもしれな
いが、この車、ひとつだけ大きな欠点がある。欠点といえば欠点、ただ一般の人には、まったく気がつか
ない要素だが、それはスポーツ性に欠けるということである。これだけは、もうどうしようもない。
 スポーツ性はないが、とばせばめちゃくちゃ速い、そんな車である。ふりまわして楽しむのを、スポーツ
というなら、メルセデスはまったくあてはまらない車である。具体的に言えば、終始アンダーステアなので
ある。これが最後まで変わらない。たぶん、このステア特性ってのはメルセデス特有の哲学なんだろう。
 普通、リアがグリップを失ってフリーになると必然的にファイナルオーバーって状態に移行するんだけ
ど、メルセデスだけは、どこをどうしようがアンダーなのである。いったい、どうやってリアがフリーになっ
た状態でアンダーを保つしかけになってるんだろうと不思議でしかたない。

 さて、アンダーステアでは、本当のスポーツドライビングは無理って思うのだが、これは間違いだろうか
。MR2(ノーマルは、けっこうアンダー気味であるが)とメルセデスは、ある意味、対極にある車だ。
 メルセデスに乗って、なんてすばらしい車なんだと思う。国産なんて、哲学のない、ただの動く箱だよ
と。MR2に乗ると思う。やっぱり、スポーツカーってのは、いいネ。こうでなくっちゃあなあ・・・・・・動きの
鈍い車なんて全然楽しくないよ、これぞ路上の零戦!と・・・・・・・・

 そんなことを考えていたが、最近は見る車、見る車、ハイブリッドや1BOXばかりで、あんな車乗ってて
どこがいいんだろうと思っている。ちょっと昔は、ランクルやパジェロなんかのSUVばやりだったが、まだ
あのころの方が、共感が持てた気がする。

2010年4月19日月曜日

まじかで見た有名人たちについて(雑噺)

 仕事柄と言うわけでもないけれど、ときどき有名人、著名人にまじかに接する機会がある。もっとも、こちら
はホスト役で、向こうはあくまでゲスト、親しく歓談するわけでもなく垣間見る程度の接し方だが・・・・

 どうも有名人、著名人、セレブってのは、東京のごく限られた地域、空間、シチュエーションに現れるよう
で、そのツボにはまると、出会う頻度が断然増し、はまらなければ、たとえ東京、東京近郊にいようが、何十
年かかってもほとんど会えないという感じではないだろうか?
 これまで有名人セレブに頻繁に出くわしたところだと、代官山、ちょっと前の六本木の夜、表参道、青山、
建物なら新高輪プリンス、ニューオータニなんかが多かった。そういえば、芸能人は、港区に住むのが
「定番」ってのは、村上春樹の小説の一節にあった気がするが、ちょっとした事件で報道される有名人芸能人
の住所は、やはり圧倒的に港区が多い。
 表参道に事業所の拠点があって、数年前、責任者で常駐していたことがあった。あそこは、渋谷区では
なく港区である。いやはや、あの近辺は本当にすごいと思った。日本の富と美が、ここを狙って集中してる
んじゃないかというくらい。まず、美しい女性の頻度が、やはり圧倒的に高い。聞けばモデル事務所なんか
が、集中してるとか。負けじと一般女性の美人も集まってくるのだろうか。美女ってのは、派手な明るい
ことが好きだから、結局集中することになるんだろう。
 富といえば、ここのフレンチレストランで1人前110万円のディナーを11~12人で楽しんでいる人たち
がいるらしい。それもときどき。また、有名な全面クリスタルのミウッチャプラダの入ったビルの地主は、
毎月そこだけで3000~5000万円の収入があるとのこと。そしてこの近辺では、1台約3000万円の
昨今日本のセレブで大流行りのベントレーコンチネンタルGTを若い奥さんが、のろのろ乗りまわして
いるのが、全然珍しくない。マイバッハもこの地域で初めて見た。止まっていた8000万円のポルシェ
カレラGTを誰が乗るかと思ったら20代か30前後の若いやつが下手な運転で狭い道を飛ばしていくの
も見た。とにかくこのあたりには、富裕層が集まることになってるようだ。それも若い層が。
 デザイナーズビルには、さっきのコンチネンタルGTやアストン、ランボ、フェラーリ12気筒モデルなん
かが変な傾斜したゴツゴツ突起のあるわきのスペースなんかに置かれるが、擦り切れたGパンをはいた
ロン毛めなやつが、モデルみたいな女性を連れて降りてくる。いったい、どんな仕事やってるのか?

 さて、先日ある集まりでたくさんの有名人、セレブ、芸能人に一度にまじかに接する機会があったの
で、披露しよう。(公人とみなすため、敬称は基本的に略させてもらった。)

 元大関コニシキ・・・・・・たいしてでかくない!のにびっくり。身長は180cmくらい。体重は、130~140
  あるかないかだろう。行儀が悪い。人が見てなければ、どんどん手づかみで食ってしまう。TVの印象
  と全然違い、無口。とりまきなし、同伴者ナシで一人でふらっとやってくるのが、有名人では珍しい
  。もっとずっとでかくて、コニシキなんか、おおいかぶせてしまいそうな日本人が最近はいくらでも見か
  けるが、現役当時、パワーで対抗できた力士が、ひとりもいなかったのが不思議でしようがない。

 和田アキ子・・・・・・とりまき、護衛ではなく(要らないか・・・)MGみたいの2~3人に囲まれて来る。身長
   それほどでかくない。173前後か?かなりのヒール(8~9cm?)のやたら大きそうな靴をはいて
   いる。多分特注?身につけているものが、地味だが高級品のよう。多分、シャネル。TVでも
   同じ服を見たことがある気がする。たぶん、スタイリストが持ってくるサイズでは合わないのだろう。
   それで自前なんじゃないか?とすれば、意外にも堅実派かもしれぬ。千人以上と言われた集まり
   の中には、ヒールをはいて和田アキ子よりもずっと背の高い女性が何人もいた。現代にあっては、
   それほど目立つ大女ではない気がする。それでも、大女キャラで売ってる都合上、そのキャラを
   継続してるのかもしれない。
    ただし、骨格はすごい。もっと背の高い女性は、たくさんいるけれど、和田アキ子は、骨格が
   しっかりしているのがすごい。トレーニングしてるか、スポーツしてるか、あの体型は、なんらかの
   維持をやっているはず。

 鈴木杏樹・・・・・・・・女性と2~3人でやって来る。まったくオーラなし。目鼻を確認してやっとわかる。
   身長、165くらいかと思っていたが、全然普通の身長。顔の輪郭がホソ!からだつき、きゃしゃ!
   それでも背筋は伸びていて歩き方はきれい。とにかく、知らなければわからないくらいの普通ぽさ。

 森口博子・・・・・・・・・色白!キャラは、あのまんま!サービス精神満点。小さくはない。目鼻が、TVで
   見る印象よりも女性的、繊細。腕が細い長い。色白、線の細さとあいまって、あのキャラで笑顔をふ
   りまかなければ、やや病的なくらいのきゃしゃな感じ。女性のお友達と2~3人で来る。小さい子から
   おじさんおばさんにまで大人気(記念写真サービスなど)。

 中尾ミエ・・・・・・・・・黙ってても存在感絶大。スポットライトが当たっているように目立つ。すぐにでもまく
  し立ててきそうな感じがする。でも大はしゃぎはしない、けっこう冷静。けっこう実物はでかい。165近
  くあるか。とても目が、というか瞳がはんぱじゃなく大きい。遠目でも目の大きさがわかる。

 星由里子・・・・・・・・・知り合いが、その昔撮影してるところを見たらしく、ちっちゃくてやせてて、色グロ
   で、とてもスターに見えなかったとか言っていたことがあるが、こんなきれいなおばさんは、あまり見
   たことがない気がした。背もスタイルもかなり、というか30代のいい女レベルって気がした。実物は、
   67歳らしい。ヒールは見なかったが、163くらいには見えた。しかし、この人が笑うと、周囲になにか
   パーッと花が咲くような感じがするというか気持ちが一気に引き込まれる。現象的に言えば、ワーッ
   と喚声が起こる。それも絶妙のタイミングで、この上もないような笑顔を見せてくれる。やっぱりスターな
  んだなあと思わずにいられなっかた。

 三浦雄一郎氏・・・・・・この人の謙虚さは、TVとなんら変わるところがない。裏表まったくなし。オーラ
  かなりのもの。一目でそこらの人間ではないとわかる。とにかく体の厚みがすごいの一言。中背だが、
  筋骨隆々みたいなたくましさが、ツイードのブレザーを通してもわかる感じ。日本人というより、外国
  人、白人の体型に近い。有名人で、この人ほどそこらのワカゾウにも敬意と謙虚な姿勢を崩さない
  人は見たことがないくらい。

 徳光一夫・・・・・・・この人も本当に庶民的。まったくでしゃばらない。自分は、風下にいて謙虚にふる
   まい、それでいいという姿勢が一貫していた。気づいた人が、びっくりして、知り合いに声をかける
   ような感じで声をかけると、これまた自然体で応じるようなきさくな人柄。もっとずっと小さい人かと
   思っていたが、それほど小さくはない。けっこうガタイはいい。なんかやっていそう。

 司葉子、野村サッチー、萬田久子、加山雄三、梅宮辰夫、アンナ、鈴木京香・・・・まだまだあるけど、
また。
   

2010年4月10日土曜日

岸博幸さんの説明は、ちょっと違うんじゃないか?と思った。(保険分野に限っては)

 最近、TVなどでよく見かける経済分野の若手論客に、元通産官僚で現在大学教授の岸博幸氏がいる。
経済分野の論客としては、なかなか鋭い切り口での論評で評判で、特に官僚の政治家だましの手口の
説明など、たとえば“霞が関文学”など、興味深いトークが新鮮だ。
 こういう若手、といっても本来なら中堅からその上という年代だが、この日本では団塊世代が、次の世代
の有望若手の才能を摘みまくったせいもあってか、イキのいい人材がほとんど枯渇していると言われて
いるが、団塊世代が、ようやく引退世代になり、なんとか生き延びたこういう人たちが、ようやく注目を浴
びるようになったのかもしれないと思った。もっとも岸さん自体が、あてはまるかどうかはわからない
が・・・・・・・

 しかしなぜ、TVやメディアに出てくるコメンテーターや評論家は、専門外の分野で、精通してないこと
でも、平気で断定論調で説明してしまうのだろうか?と思うことがこの岸氏にもあった。立場を考えれば、
それは専門外なんでよくわかりません・・・・とは言えないんだろうなあ、と思うのだが聞く方が、信じて
しまうじゃないかと思わずにはいられなかった。

 いわく、ラジオ番組での発言、郵便貯金資金をめぐる外資金融の鵜の目鷹の目獲得戦略をめぐる
話題で、日本の保険会社は、外国の同業他社とちがって、外国に出て行かないで国内ばかりで営業
している、それは競争力がないからだ・・・・・・という主張。

 ちょっと勘ちがいと事実錯誤をしているらしい。

 
 もっとも、MCからこのテーマにふられたとき、一瞬声がひっくりかえり上ずったので、専門外なんだろう
とは思ったけど、どう応じるかと思ったら、こうだった。断定してしまった。聞いた人のほとんどは、信じた
ことだろう。元通産官僚、有名大学教授、小泉竹中コンビのブレーン、米国アイビーリーグMBA、とここ
まで箔がついていれば、日本は、ほぼ無条件に受け入れられる社会だし。
 
 一般的な話だが、日本ではオピニオンリーダーの言うことは信じてはいけないと思う。言うことはダメ
だ。検証できないから。即座に判断できる人なんて、専門分野のごく一部だけなんだから。書かれたこと
は、検証できる。書かれたことから情報を得るべきじゃないか?

 日本の保険業者(保険業法で言う)が国内でばかり営業するのは、国内での営業のみ(国内で引き受
けし保険の目的=対象物が海外に移動すること含む)を認可する国内法令の免許を取得しているから
だ。外国で営業するには、外国の法令にしたがった設立が必要になり、完全な別会社として活動させ
なければならないはずだ。したがって、今ある日本社が海外でそのまま営業するなんてことは、ありえな
い。実態が、日本本社の別働隊として派生したとしても(その例は、今のところないが)、組織上は、完全
な別会社になる。外資が、日本で活動するにあたっても、日本国内の免許を得て活動している。

 この違いが非常に理解しにくいところである。(おそらくほとんどの人は、わからないだろう)。すなわち
日本社が、仮に海外に出ようとすれば(今のところ、その徴候はない、それは後段に書く)別会社にせざ
るを得ず、外資が日本市場に来る時は、そのまま来れる(可能性が高い)。外国社が日本に来てばかり
いるのに、日本社は海外で活動していない・・・・・・これらの相違を単純にならべて考えてはダメなので
ある。個々に検証しないと事実が見えてこない。外資は、本国でどういう規制を受けているか、さだかで
はないけれど、外国にも日本国内のような厳格な業法が存在して、それをクリアして、日本市場に来てい
るという前提の推測は、かならずしもあてにならないのだ。もっとゆるーく営業許可を得ているのかもし
れないのである。海外市場、日本市場、それぞれの市場を同列に比較するのが、そもそもまちがい
であり、日本市場という限定的な市場での営業展開という側面に限って考察したほうが、ずっと分析しや
すいのである。

 世界的な保険市場レベルで、きわめて利益率が高く、モラル面でも世界的に稀有なくらいに良好な
日本市場を狙って、複雑で負荷のきわめて大きいハードル(許認可および営業監督体制)を乗り越えて
も来たいと思ったから、外資は来ている。本国市場とは、直接の関係はない。たとえば、アメリカンファミ
リーなどのように、日本では知名度が高くても、本国では、あまり知られていず、きわめてマイナーな会社
なのだが、日本市場を最大マーケットにしているのもある。プルデンシャルだって、その実態は半分以上
いや、ほとんどと言っていいくらい中味は、日本社と言ってさしつかえないだろう。アリコ、AIUもしかり。
本国のAIGとは、一線を画した独自の成り立ち、および路線で現在まで展開してきている。業界では、
日本社よりも日本的体質(決していい意味でなく)と言われている。

 外資が、本国市場でも活躍しているかどうか、そして日本市場でも・・・・なんて切り口は意味がないの
である。また、日本社が外国市場に出て行ってない・・・というのも、上記のように、まるでとんちんかんな
指摘なのである。

 さて競争力面であるが、これも海外市場と日本市場を同列に比較しているから、事実誤認を導いて
しまっている。これを論じだすと一冊の本を書かねばならないくらいの分量になるから、あえてしないが、
もし、外資が競争力に勝っているなら、生損保契約の過半をはるかに超えるシェアが日本社に取られて
いる事実をどう説明するのか?
 日本市場の後進性?とでも説明するのだろうか?

 金融ビッグバンと騒ぎ立てた橋本政権からはや10年以上、ふりかえってみよう。本当に、金融サービ
スあるいは保険みたいなリスクヘッジ商品は、それまでと比べて見違えるほど進歩しただろうか?改良
されたろうか?国民生活の向上に寄与してきただろうか?
 サービス供給面から見れば、たしかにいろんなサービスは増えたろうけども、需要(実需としての需要)
と本当にマッチしたろうか。もちろん、それなりにマッチングはあったろうけど、人間生活なんて10年
20年でそんなに変わらないから、保険分野で言えば、新しい大きなリスクが生まれてくるなんてことは、
滅多にないのだから、実需自体(保険金請求事案)はそれほど変わらないのではないだろうか。
 とすれば、あまりにサプライサイド(企業サイド)からの見識に過ぎなかったのではないか?競争力なん
て切り口も、一見需要側(消費者)よりの視線のようでも、実はそうじゃない・・・・・という気がしてくるのは、
まちがいだろうか・・・・・・・

 補足:外資が日本で挙げた利益を本国に持ち帰っている・・・という指摘も番組内であったが、会社
レベルでM&A資金などで国のボーダーを越えるケースがないわけでもないし、本国採用の人間が
帰国後、日本での給与差額の支払いを受ける(日本では高額所得者の税率が高い)ということもある
が、基本的に日本国内で営業しているかぎりは、利益に対する課税(法人税、住民税、事業税など)
は、国庫および地方会計に納められている。
 一般企業の当期純利益、税引き後利益に相当する、当期剰余についても、金融機関の場合、勝手に
処分して本国に付け替えることはできない。本国に還流するという発想そのものが、ボーダーレスな企業
会計というものが、理解できていないのかもしれない。資金も人材もボーダーレスに移動しているのが外
資というか多国籍企業の本質である。必ずしも正確では、けっしてないが、本社もしくは、上部組織に還
流される可能性は否定できない・・・と言ったほうが、まだましだろう。



 

2010年4月6日火曜日

平日の昼日中の走行雑感:環7~254~463 小岩~狭山湖畔 アリスト3.0Vにて

 ここのところ、堅い話題にすると、閲覧が激減する傾向にあるようだ。
まあ、はじめからイロ気を出して掲載してるわけじゃないから、それでもいいんだが、気にならないかという
とそういうわけでもないが・・・・・
 しかし、いったん気にし出すと、受けの良さを狙った内容になってしまい、果ては閲覧者に媚びた内容
となるだろう。それは、今のTVなどと同じで、行きつく先は、やらせ、捏造のオンパレードじゃないか?
それは、発信者の精神的バランスの喪失につながり、しまいには、行き詰まることになるような気がする。

 このブログを公開しようと思った時、いくつか事前に決めたことがある。

1.嘘は書かないこと、事実真実を受け入れやすく(自画自賛にならないように)掲載すること。
2.経験から得た、インテリジェンス(知的付加価値のある情報)を公開すること。
3.自らの経験値の整理、理念の統合に資すること。
4. 息抜きをすること。

などである。

 最初の理念は、忘れてはいけないと思っている。
その上で、どこかで読んでくれる人がいるのであれば、それはそれで歓迎したい、そういう姿勢で臨もう
と思った。他の様々なブログもツイッターもそうだけど、他者とのコミュニケーション偏重というか、迎合
というか、媚を売りすぎだという気がしてならない。そんなに他人を気にしていたら、自分を見失うぞ、と
考えてみる。だいたい、人間同士、そんなにウマが合うものじゃない。そのことを忘れては、いないだろう
か・・・・・・・・・

 さて、別の話題だが

 先日、小岩の知り合いのところまで車で出かけていった。今度は電車は使わなかった。外環下を走り
草加で混んできたので、4号に出、環7を使った。いやー綾瀬、亀有は、昔から渋滞でひどかったけど
せいぜい3~4分なのに驚いた。80年代は、20~30分は渋滞が続いていた。
 ちょっとした陸橋のストレートが続いたところで、ポリスが覗きこむようにチェックしている。そう、シートベ
ルトのチェック。スピード取り締まりは、警察への評判が悪くなるので、2000年代から昔の数分の一ほど
になったとも言われる。それに80年代、90年代に比べると馬鹿走りするやつも減った。というか、この日
は行きも帰りも、まったく出くわさなかった。
 信じられない、つい90年代までは、1日のうちで最低でも3台くらいは、キチガイのように飛ばす馬鹿が
いたものだが・・・・・・平日の昼間でも。
 しかし、スピード取り締まりが駄目なら、シートベルトチェックということか?環7の4号交差点から小岩ま
で3回出くわした。警察というのは馬鹿正直なお役所だから、自民党時代に法制化された、こんなくだら
ない罰則付き法令でいたいけな庶民を捕まえようという気らしい。
 もっとも、20代からモータースポーツやってきた身には、苦でもないが・・・・・・・・・・

 さて、小岩で小一時間食事をし、2時少し前に後にする。本当は、もっといたかったが、4時までに
多摩湖畔のホテルで用事があった。
 予定より1時間遅れてスケジュールが進行していた。3時間もあれば、狭山湖畔まで行けると思ったが
2時間では・・・・・やばいなあと不安感がつのる。
 どこを走ればいいか?などと考え、最悪、遅れることを先方に伝えようか?などと考える。
ひとまず、環状7号に出て、走っていく。いやあ、走りやすい。ほとんど混まない。それにアリスト3.0Vの
性能にとても合っている道路だ。やっぱり、日本の道路は、日本車だろうか・・・・・
 280馬力、44kg/mもあれば、全然快適だなあと感慨にふける(所有車のうち、もっともパワーは小さ
い)。ふだん感じる、ハンドリングの悪さ、取り回しのしにくさ、エンジンの低速域の過敏などが、帳消しに
なっている。いったい、なぜなんだか。
 環7、いつになったら混みだすのか・・・・と冷や冷やしていたら、あっと言う間に板橋を通り過ぎ、254
に入れてしまった。最初は、首都高、外環、関越使わなけりゃだめだろうと覚悟していたのに・・・・・
 そう90年代までなら、まちがいなくそうだった。それでも、間に合わなかったろう。
 254に入って、渋滞のメッカ、成増、うーんちょっとだけ混んであとは流れた・・・・・びっくり。
それでも混みだしたら、関越に逃げようと思っていたら、なんと463まで行けてしまったではないか。
あと、30分ある。これなら・・・と思った。
 カーナビの到着予定時刻は、3:48になっている。
とりあえず、先方には、万が一遅れる可能性も伝えておく。
これで、ひとまず安心。あわてず走らせる。
 西所沢の踏切で3回もつかまり、約10分くらいロスしたものの、6分前に駐車場に入れ、4時前に到着
することができた。

 しかし、ちょっと前なら、誰が小岩から狭山湖畔まで、平日の昼日中に2時間足らずで、下道で到着で
きるなんて考えたろうか?
 ここ数年、いやもっとかもしれないが、都内で平日車を走らせることがなかった身には、驚き以外の何
ものでもなかった。なぜ、こんな風になったか、また考えてみたい。

画像は他サイトからの借用にて

2010年4月2日金曜日

裁判員制度に関する座談会に参加してみたら・・・・

 このあいだ、はじめて座談会に出席した。裁判員制度に関する座談会というタイトル。大手有名新聞
社のリサーチ専門の関連会社。ネットアンケートで応募したら、選ばれたようだ。
 細かい内容は、他言禁止なのだそうだが、前もって調べて行った予備知識は、まったく必要なかった。
というか、座談会と言っても、勝手にぺらぺら持論を展開するのではなかったからだ。

 あらかじめ、予備アンケートを作って当日持ち込む。さらに、当日、予備検査(アンケート形式)。これが
終わると、裁判シミュレーションを資料をもとに解釈していき、(資料は意図的に若干、参加者ごとに変更
が加えられているとのこと)、自分の裁定をくだし、他の2人の参加者と議論しながら、意見集約し、合意
形成をめざしていく。これを2回くりかえす。そして終了。
 しかし、意見集約の時間が、15分ほどづつしかなく、なかなかまとめずらかった。
 
 想像していた会場は、番組のスタジオみたいのだったが、実際は企業の小会議室だった。後で再検証
のため撮影録画しますということだったが、でかいカメラがあるわけでもなく、それほど意識せずに済んだ。
 他の参加者は、臨床心理学の前期博士課程を修めたという20代後半の一般企業勤務の女性と、
60代のリタイアされた企業役員?だったような方だった。
 3人とも一致した見解は出ず、ただし2回とも2対1の多数意見の方に自分はあった。
 女性が少数意見のときは、まだよかった。それでも結構それなりに主張はあったが、逸脱したものには
ならなかった。ただし、60代が、少数意見になったときが、ちょっと異変があった。
 そう、やや負けじ意識みたいのが出てしまったからだ。この年代特有の性癖みたいなもの。紅潮して
こわばった顔での真剣な主張が続いた。それでも最終的には、意見集約では協調してくれたが、これが
本番だったり、ましてや自分に利害関係のある事象なら、どうなったことだろうと考えずにはいられなかっ
た。もちろん、裁判員制度とは関係ないシーンになるが・・・・

 この時の人は、この年代の御仁としては稀有なくらい協調性もあり、帰り際には丁重な挨拶を向こうから
していただくほどの人物だったが、こういう人はむしろ滅多にいないくらいで、実際はこの年代の先輩た
ちというのは、本当にちょっとしたことで感情的になりやすく、おまけに自分の落ち度やミスがあっても最
後まで素直にならない共通した性向をもっていることが少なくない。いや、極論すれば、ほぼ全員と言っ
てもおかしくないくらいの経験値があるんだが、なぜなんだろう?この時の人も、紳士的で冷静で寛容な
印象だったのだが、豹変しかけたようなところがあった・・・・それとも単なる思いすごしか?

 こういう一般参加型の調査の報酬というのは、これまで通算2回参加したが、4000円/時が相場らし
い。で、2時間で8,000円受け取る。休日のすいた都心、神田まで出かけて、知的体験を得て帰ってき
たが悪くない経験だった。

 ただ、1時間くらいだと、交通費込みなので、人それぞれ割に合うかどうか確かめるべきだろう。
今夏新販売される缶ビールのパッケージングの会場調査にも出たが、みんな若い人ばかりで、若い人
ばかりが送信しているアンケートでそれまで一度も呼ばれなかった理由がわかった気がした。

めちゃくちゃ長身な女性、巨人女性は、新宿に多い!?

 このところ、忙しかったせいで、とんと御無沙汰してしまった。更新してない日にも、何十人も閲覧が
あったのを知ると申し訳なくなってくる。それでなんとか、またもどってきた。
 
 このところ、いろんな体験や遭遇が重なっていて、話題に事かかないが、何から書くか・・・・
 
 そう言えば、先週月末、用事で新宿西口を歩いていたら、180cmちょっとありそうな20歳くらいの女の
子が、これまた170cmは楽に越えていそうなちょっと意地悪げなメガネの60近いおばさんの後ろを歩
ってきた。(多分、親子)いやー新宿は、背が高い女が多いなあと驚いていたら、その何秒か後に、
188~190cmありそうな、地味な根暗めのちょっと中国人?みたいな感じの20代後半の女の子が
歩ってきたのには、驚いた。
 久しぶりに自分より、ずっと背の高い女性を見た。しばらく行ってから、振り返るとセミロングヘア
の頭部がぴょんと周囲からとびぬけていた。東京だからじろじろ見られないものの、田舎に行ったら、
かたわ(昔の差別用語)あつかいだろう。しかし、東京ってのは、こんなくらいじゃ別に気にも留めないん
だから、プライバシー保持にはいいところかもしれない。

 田舎にいたころ、180cm級の女性を2人ほど街中で見たが、それだけで周囲が関心を向けるくらい
だった。大学で東京に出てきたころ、今からずっと前だけど、受験の帰りに道に迷い、西新宿のあたり
をうろついていた時、バス停にいた女性や、その次に出会った女性、(いずれもOL)に帰る方向を聞い
たことがあった。驚いたのは、2人とも170cm前後ある美人だったことだった。こういう女性は、田舎
では、まずいなかった。中には、田舎から出てきた高校生を心配して、かなりわかるところまで、一緒に
歩いて連れていってくれたかなり美しいお姉さんまでいた。
 新宿とは、背の高い美人なお姉さんが働いてるところ・・・・と擦り込まれたものだった。

 そういえば、永六輔さんなんかとも懇意の若手?でもないか・・・・めちゃくちゃ面白い女のピン芸人が
(オオタスセリ)いつか土曜ワイドで出ていた時、「自分は176cmだが、新宿のサブナードの通路を歩い
ていて、行きだけで3人も自分より長身の女性に遭った。(ふりかえってヒールの高さを見て、実寸を割り
出したそう)田舎で大女でいやだったので、これなら暮らしていけそう・・・・・って思った」と語っていた。

 新宿は、長身の女性が集まるスポットなのだろうか?まあ、山の手線渋谷ホームでも、すっごーい
モデル級の美しさを誇る20代前半の187~189cmある子を見かけたこともあるが・・・・というか前に
立った。そして前方が隠れてしまった・・・・普通ありえない体験だった。
 そこへ6人くらいで歩いてきた30前後のサラリーマンが度肝を抜かれていた、一番グループで、
でかそうな185cmくらいのやつが、おどろいて少し背伸びしながら笑って通り過ぎていった。
 それから、この子の前を50~60前後のあまりきれいではない中高年のばあさんが歩っていったが、
このばあさんが、猿に見えた気がした。ホント。とても同じ日本人とは、言えねえな・・・・と思った。

 また、総武線に乗っていたら、シートの前に、絶世の美人が立ち、なんと座高96cmの自分の目の前
にパンツ(下着じゃないぞ)の股間の位置があるのに度肝を抜かれたことがある。上を見るとつり革の
バーの高さと前後するくらいの身長だった。このバーの高さまであると、友人の185cmの男と同じくらい
だから、この女性も185cm前後あったのだろうと思う。靴は薄っぺらなやつだった。先に降りて行ったが
もちろん、扉をぬけるときは頭を下げなければくぐれなかった。

 2chには、2mを越える日本人女性を見たことがあるか?って言うスレッドが立ったことがあるが、今の
ところ存在は確認されてないようだが・・・・しかし。
 70年代~80年代にかけて、バスケットボールの長身選抜育成選手の特集番組があって、その時
出ていた、198cmと190cmという2人がいたと思う。ただし北海道出身の198cmの人の方は、あきら
かに身長逆サバ読みで、実寸2mを越えていたと思う。(190cmの人より10cm以上ありそうだった。)
ただし、やっぱり巨人症みたいな感じだったけど。
 現在じゃ、バレーからモデルになった、河村めぐみさんか?選手登録193cm、ミスユニバース日本
大会登録196cm、実寸は、おそらく198~199cm。(全日本勢ぞろい写真でメグカナより10cm前後
高い写真がある。)

 数年前、これまた新宿だったが山手線ホームから、反対の中央本線のホームにバカでかい女の子が
いるのを見たことがある。肩から上が、周囲の頭からつきぬけていた。かなり、ぶでぶだった。おまけに
よせばいいのに、すさまじいヒールのサンダルみたいのはいてた。あんなすさまじい光景は見たことが
なかった。あの10cmはありそうなヒールを差し引いても、2mは、まちがいなくありそうな感じだったが。