人種みたいなのが多かった。けっこう似ている。これをどう見るべきか?結局、収入状況で車が選ばれてる
だけなんだろうか?それにしても、どうもひと癖ありそうな連中が、大半なのは相変わらずだ。
オーナーになるまでは、確かにやっぱりちょっとした偏見を持っていた。80年代のころ、今からは想像
もつかないくらい、W126なんかが幅を利かせていて、アメリカンV8に乗っていた時でさえ、何度かあおら
れたことがある。そんな時には、ストレートマフラーで全開にしてやった。すると、あおりはやめてくれた。
相手が、チューンドV8だと知ると、見下す気配はなくなったのであった。おそらく、こういう経験と言うのは
大なり小なり、たくさんの人があって、そのためメルセデスに対する畏敬と敬遠の混じった印象となって世間
に根付いたのだろう。ちなみに米国では、こういう感じの車を、マフィアの車というのだそうだが、それは、
メルセデスではなく、米車フルサイズセダンスモーク仕様に限られるようだ。メルセデスは、金持ちやエスタ
ブリッシュメント層の車、50代以上の裕福なセレブ層の車というイメージらしい。
ずっとNYに住んでいる友人に聞くと、向こうのホワイトカラーのあこがれの車種は、40代までは、
圧倒的にBMWだそうである。これは、かなり顕著らしい。成功して、車が持てるようになったら、BMW!
なんだそうである。というのも、NYでは、保険もパーキングもめちゃくちゃ高くて、最低30万ドルの
年収がある人が、持つもの・・・・という認識があると言っていたが、真相は不明。なんでも、一番安くても
月1200$はくだらない、パーキング料とのこと。それに高級車だと、保険料が年間、基本で日本円で、
70~100万円、ノンスタンダード(事故歴の多い人、通常の保険に入れない人)だと、この倍になるらし
い。くわえて、盗難事件が日常茶飯事で、アパートメントの前に置いておけば、昼間でも、ものの1~2
時間でなくなってしまう・・・・と言っていた。
事実かどうか確認してはいないが、アメリカ人みんながみんな、大きな車に乗って走りまわってるわけで
もないということは、たしかなようだ。
BMWの次に人気なのが、トヨタ、これはヨーロッパ系の人たちも同じだとのこと。車のできに関しては、
日本車が最高、というのがNYで働くヤッピー(ちょっと古い表現か?)のあいだの定評らしい。
しかしだ、ふだん車に乗らない連中に、日本車はいいって評価されても、いかがなものか?
それにだ、70年代、80年代は顕著だったが、輸出仕様のほうが、コストをかけられている、生産基準
も高いってのも、日本車にはつい最近まで見られた現象なのである。公式発表では、90年代半ばくらい
から差別していないというが、どうも最近読んだ安全神話に関する本では、そうでもなく、まだ多少なりと
も残っているようなのである。
実際に、その本に書かれてあったことを自分の車や、ディーラーの展示車で確認したのだけど、やっ
ぱり、そのとおりだった。衝撃を受けるほど、厳然とした事実だった。
このブログで、その詳細を書くことは無理なのでしないけど、日本車を過信するより、あるいは、国産の
新車をありがたがる傾向より、10年かそれ以上落ちの、米車や欧州車の方が、まだまだ上なんだと思っ
た方が、どうも正しいようである。
レクサスは、はたしてどれくらいの品質を持っているのだろうか?いろんな車を見てきたが、本当に
メルセデスレベルの品質で作られたのは、ニューセンチュリーだけではないかと思う。セルシオもシーマ
も、たいしたことはない。15年たって、品質が落ちていない個体がどれくらいあろうか。別のサイトか記事
で書かれていたが、日本車の品質維持期間が伸びたが、それでも15年で、いきなりがたがた崩れるよう
にダメになってくるとあったが、まさに乗っていたUZZ32の先代ソアラがそうだった。走行距離は、あまり
関係ない。15年~17年で、あちこちがダメになってくる。もっとも走行には関係なくエンジンなんか全然
問題ないのだけれど。取り付け、たてつけ、なんかが、いきなりきしみや、緩みがでてきたり、ゆがみが
発生してきたりしたのである。新車で買ったのも、中古で買ったのも、両方同じだった。申し合わせたよ
うに同じ時期に同じような症状が出てきた。つまり、多分寿命なのである。レクサスといえども、例外では
ないような気がするのだが・・・・・・・
たしかに、いつまでも新車のような品質を持っていたら、メーカーは代替え販売が期待できずに困る
というのもあるのだろう。でも、はたして15年やそこらで、急激に品質が落ちてくる車を、すばらしいすば
らしいと、もてはやすのも馬鹿馬鹿しい気がする。
国産の高級車には4コート4ベークの塗装が、施されていて深みのある色合いを出している。つまり、
4回塗りで、4回焼きつけているということだ。センチュリーは、5コート5ベークだという。たしかに、昔の
車なんかと違って、塗装の耐久性は抜群に良くはなった。リキッドガラスコーティングしておくと、かなり
のあいだ、ノーWAXでも大丈夫。だが・・・・・それは一部の車、もっと率直に言えば、トヨタ、日産のごく
一部だけであって、他はけっこういいかげんである。スバルなんかはひどいものだ。10年たたずして、
いたるところで塗装に鋼板にいたみや錆が出てくる。アリストを手に入れる前に、第一候補車だった
レガシーツーリングワゴンを断念したのも、これがひとつの理由になった。そして、トヨタ、日産の一部の
例外も果たして、それなりに高レベルな鋼板を使っているのかどうか・・・・それも安心はできない。
新車からしばらくしは、いいのだが、少したってからダンダン判明してくるようだ。シーマなんか、
ちょっとたったやつだと、さびやいたみがひどくて、とても高級車などと威張れるものではない。いつか、
マフラーエンドが腐食して落ちかかったのを見たことがある。こういうのは、米車や欧州車では、大衆車
の話なのである。日本車に高級車みたいのは、存在するが、本物の高級車、あるいは最高レベルな自
動車というのは、ごく少ない例外を除いては、滅多にないはずでレクサスも例外ではなさそう・・・・・と思え
るのだが。
本当にお客が、手ごわかったら、メーカーは、センチュリーみたいな車を高級車の水準まで持ってこな
ければならない・・・・・はずなんだが。メルセデスの水準、(といっても、90年代後半からつい最近までの
クライスラー提携時代の生産車やAクラス、Cクラス。MLクラスは完全に例外だが)は、そこがスタートポイント
であると思う。そこが基準点であり、そこから様々な車両に関わるソフト面が、これでもか、というくらいに
研究され検証され、フィードバックされている、そんな気がしてならない。安全性、疲労軽減、居住性、
取り回し、燃料効率、人間工学的な配慮、精神安定維持、神経疲労対策、見切り、性能維持能力、
品質保持能力、部品交換で蘇る新車の性能・・・・・挙げだしたらきりがない・・・・・しかし、実際に何年も
乗ってみて、いや何十年と言った方があたっているのかもしれないが、やっと理解できる、それも他の
車もたくさん試してきて、という条件つきであるかもしれない。
映像は、他サイトからの借用です。(非商業目的での使用)
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