正直言って、ちょっと見では、インサイトと見分けがつかない。あんなので、いいと思うやつが、大勢いる
というのが信じられない。まあ、そう言うのも、この車が往年のCR-Xの系譜にあるという意識が強く働く
からなのだろうが、こういう受け取り方は、時代遅れなのだろうか。
CR-Xという車、今から思うと、ライトウェイトスポーツのすばらしさを味わうことのできた日本車の絶頂
期に属していた時代の代表的な1台だったという気がする。とてもすばらしいスポーツ車だった。加速や
旋回が得意で、燃費も驚くほど良かった。Siは、レギュラー仕様だった。たった130馬力だったけど、
900kg以下の車重で、(2代目は、先代よりパワーアップしたのに重量は変わらず)、おどろくほど性能
が良かった。
あんな軽いボディーで、胸がすくような加速をする車って他にあったろうかと思う。もちろん、チューンド
やレースカーなら、はるかに性能は良かったが、故障知らずの普通のノーマル車で公道を他の車たちと
大手を振って走ることができるって意味では、夢のような車だった気がする。CR-Xみたいなスポーツ車
ってのは、もう望めないのだろうか。
ライトウェイトスポーツって範囲じゃ、FD3S、SW20の1250kgくらいが、限界だろうか。これを越えて
たら、もうスポーツカーの軽快感は無理だろうって気もする。
軽けりゃ軽いほど、いいってのは、スポーツカーの常識として専門書にも書いてあるけど、どうも軽すぎ
るのもダメなようで、かなり関心を持っていた、ウェストフィールドやバーキンなどのロータス7レプリカ車
などは、ちょっとした路面のでこぼこではねてしまって、どうしようもない、とネットのHPに載っている。
とすれば、90年代に生産された日本車スポーツが、素材としてはかなり、いい線ではなかろうか。
映像は、他サイトからの借用にて。(非商業目的使用)
0 件のコメント:
コメントを投稿