の世界でやらなくちゃいけないことが、かなりあった分、しわ寄せが来てしまったといったらいいいのか。
なんせ、持っている車のほとんどが、何らかのトラブルや修理、点検、車検やメンテナンスの必要を代わる
代わる訴えてくるもので、落ち着いていられなかった、てのが本音という感じ。
さて、これまで書いたようにZR1が不動状態に陥ってしまった原因を、点火系統の経年劣化による
故障と考え、プラグ交換⇒点火コイル⇒ディスビと探っていこうか、そんなトラブルシュートよりも、もっと
現代的な解決方法を見つけようか?などと考えていたけれども、8本のプラグのうち7本交換で、クランキ
ングしてみたら、症状は改善しなかった。てことは、プラグの問題じゃない。焼け方も電極も、重大な欠陥
があるわけじゃない。となると、コイルやディスビが疑わしくなるが、もうこれはプロの領域だから(なんせ
見えないとこにあるらしい)しかたなく、プロのお世話になろうと決めた。
特殊な限定モデルとはいえ、ノーマル純正なので、他の外国車も見てもらってる、10年以上のつきあ
いのある地元で長年やってる民間外車修理工場に出すことにした。
ローダーへの積載は、専用車が水平になる形式のじゃなく、けん引フックがないので、どうするかと
思ったら、フロントアームにひっかけ最小傾斜角でロープにメカが乗って下におさえてリップスポイラー
(正式には、どうもリップスポイラーじゃなくて、それに類するエアロパーツという位置づけで、車高の低さ
を考慮して、段差で何度も擦ってしまうだろうからということで自動復元するような頑丈な素材が使われて
いる。悪く言えば、雑で頑丈な分厚いゴム状のエアロ相当のパーツにすぎないのだが、こういうところ
は、米国人は合理的な考え方をするものだと思う。まあ巨大メーカーだからかもしれない。スカイラインの
CMに出ながら、超有名野球選手の愛車サリーン7なんか、簡単にあごうちするみたいだから。)そんな
こんなで引き取られていった、翌日早くも連絡が来た。
近いので、行ってみた。原因は、あまりにも乗らないで、ほったらかしにしたため、GAS取り入れ口の
の雨水ぬきドレーンがつまり、燃料タンクに大量に雨水が混入してしまったのが原因だった。うーん、
燃料系統だったのか・・・・・明らかな見当違いだった。工具屋でも、燃料は来てるか確かめたほうが
いいよと言われたばかりだった。しかし、まさか燃料に問題が出てるとは、夢にも思わなかった。
ということで、積載中の燃料を可能な限りぬき、新しく燃料を入れ、強力な水抜き&燃料ライン洗浄剤
を使って、2~3回満タンシャッフルで、解決しましょうということになった。燃料ポンプがタンク内にある
ので、比重の重い水分が吸われやすく、引き取ってからも1度走ってる最中にエンジンストール、停止に
なってしまって、まだまだ完全解決ではないが、もう心配はほとんどなくなった。
それに、水で薄まった混合比のせいか、空ぶかしではマフラーの方で、パンパン音がしているが、これ
は自動車工学上のセオリーどおりだし。
個人的な興味で、どうやって右バンク4番の孔に残した、プラグとソケットをぬいたのか?そして、
新らしいプラグをはめこんだのか聞いてみたが、やっぱりそれしかないと思ったとおりだった。
ボディサポートなんかは、全くはずさず、まず先っちょが、90度に曲がってるペンチでソケットとショート
エクステンションを孔の中で切り離し、磁石になってる引き上げ棒で順番に引き上げる。これで、プラグ
孔に残ったソケットと旧プラグ回収、次に新プラグをソケットにはめ込んだ状態でプラグ孔に入れ込む
(これが、やたら難しい。V型なのでななめに差し穴があるわけで、うまくやらないと何度も繰り返しにな
る、孔の深さは10cmくらいで、到底指がとどく深さじゃない!)そして、ここから私は、ショートエクステン
ションを入れて取り出せなくなってしまったのだが、ボディー部分とぶつかってしまう場所は、ほんの2cm
くらいでかわせるので、もし首ふりのショートエクステンションならば、さけられるのではないか?と思った
けど、やっぱり、それを使ってプラグ孔の中で!10度くらいショートエクステンションを曲げて、外に出し
てぶつかりを避け、その上にUジョイントをかませて、そこにスピンナーハンドルを組み合わせて、差し込
んだそう。
いやはや、自分でやってみて、あらためて身にしみたけど、熟練したプロのメカニックってどんだけ、
すげええんだ・・・・と思った。こんなことを、事もなげに言い、別料金請求するわけでもなく・・・・・・
しかし、同じレベルの世界をほんのちょっとだけだが、経験し垣間見て、思いがけず車いじりの至福を
感じずにはいられなかった。まだまだだけどね。
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