アリスト３．０Ｖ初の大修理（１）

昨年夏、８月前にアリストのエンジン付近の異音が無視できなく
なって、それ以来乗るのはやめていた。しかし転職して始めた仕
事が勝手がつかめるまで余裕がなくて、しばらく放置してしまうこ
とになった。それが先月、大修理を施したのは、このあいだ書い
たとおり。その続きである。


最初、いろいろ調べた結果、バルブクリアランス不良ではないか
と思い当たった。タペット調整とかいうのが必要になる、あれであ
る。調べれば、調べるほど症状は文献に書いてあるのとそっくり
だった。
これには、最低でもシックスネスゲージという専門工具がいるが、
もちろん持ってない。なによりヘッドを開けなければならないので
かなり大掛かりだ。１日目で失敗しても、次の日に完了する車い
じりが最近できないでいるし。


そこで駐車場のすぐそばにある、昔からある、ただし一度も頼ん
だことはない堅い感じの民間修理工場に持ち込み、無料修理見
積もりをしてもらった。
故障診断は、Ｖクリアランスではなく、ウオーターポンプ故障らし
い・・・とのことで、部品代約１．６～１．７万円工賃２．５万円くらい
みてくれとのこと。工賃は、時間６０００円だという。部品は、持ち
込みＯＫ、工賃の見積もり金額は影響は受けないと説明を受け
た。けっこう良心的。いつだったか、うちは改造車はいっさい駄
目！と電話で断られたことがあったが、さすがに堅い商売を心掛
けてるらしい。事務所は、昭和３０年代のお姉さんたちがそのまま
歳とって働いてるようなおばちゃんばかりだった。見てくれた工場
長は、５０代なかばだったが、せがれなのか、雇い人かどうかわ
からない、以前もっとおじいさんの姿を前を通るたびに見かけた
が、引退してしまったのだろうか。


最近はともかく、１９９０年代くらいまでは車屋は部品持ち込みを
いやがったものだ。それは利益が減るからである。部品でも儲け
ているからだ。でも最近は、露骨にいやがる業者も少なくなってき
ている。世の中のすう勢だからと、受け入れるようになったのかも
しれない。


ということで、さっそくＷポンプをネットで調べだす。あるある通販
で８０００円弱であるじゃないか。これなら、全体修理で３万円くら
いで済むぞ・・・・・・・と思った。思って、あーよかった、よかった、と
思ったがつかの間、奈落の底に落されることになる。（ちょっと大
げさか）
（続く）




この映像は、他のサイトから借りてきた１ＪＺーＧＴＥクラウン用の油圧式Ｗポンプです。（油圧式の
場合はクーリングファンポンプを兼ねているらしいです。プーリーが１個で同軸上で回すのでしょう。
）車によっては、というか同じ車でも製造時期によって、油圧式Ｗポンプが使われていると今回は
じめて知りました。通常の機械式ポンプのガチ１０倍の値段がします。リビルト、中古ほんとうにな
いです。いやになります。

最近の私的車事情とＭＲ２の燃費など

４月になってグーグルブログがアップデートされていたことを知ら
なかった。とりあえずＯＫにして更新しただけだから、どうなってい
るかは良くわからない。今のところは、半年以上書き込んでいな
いにもかかわらず見てくれる閲覧者のためにもときどき書き込む
ことが先決だ。


いろんなことがあって、あって書ききれない、それが実情である。
おまけに再就職した会社が、このグーグルサイトを使って社内
掲示板として利用し、全社員に日報報告を義務付けている。
疲れ果てて深夜帰宅し、また仕事モードになって書き込むのはリ
ラックスし始めたところに追い打ちとなってしまっている。本当は、
ブログのほうがずっと書きたいのだけど。


さて、前置きはこのくらいにして最近の車事情でも語ることにする
か・・・


毎日、往復約５０ｋｍくらいの通勤をしている。当初は、アリスト
３．０Ｖをメインに使う予定だったが、去年の夏前にエンジン付近
に異音が出るようになってしまい、ＭＲ２をしかたなく通勤に使う
ようになった。これだけ聞くと、それほどたいしたことには聞こえな
いかもしれないが、このＭＲ２は、いわゆるフルチューンドであ
る。ＯＳツインレース用クラッチに始まり、レース用（それほどレー
トは高くない）足回り、ハイカムのコンカム、インアウト２７２度等々
である。おまけにステアをオーバーセッティングにしてある一時代
か、一時代半前に生息したストイックな仕様だ。エアコンもない。
いや、外した。普段乗りは考えていなかったから、どうでもよかっ
た。それより軽量化を選んだ。フェニックスパワーの出口１１５ｍ
ｍツインのスーパーデパーチャーは警察車両にはぎりぎりセーフ
らしく止められることはない。しかし排圧はかなりのもので、２リッ
ター（オーバーサイズ鍛造ピストン）そこそこなのに、某オートＢッ
クス工場でアイドリング中、裏側の店内の壁が太鼓でドンドン叩
かれるような音がしていたくらい。ここは、チューンドだからと言っ
てうるさいことを言わないのでありがたいが。


こんな車で、昨年夏は乗り切った。暑かった、でもしかたなかっ
た。窓をあければなんとかなった。これがセダンのアリストなら
窓を開けていても耐えられなかっただろう。不思議なものだ。
忙しくて自分の体がなかった。とりあえず食っていくためにしかた
なかった。ＺＲ１も川崎のファクトリーに預けっぱなし、他もバッテリ
ーあがりや故障で動かず、結局このＭＲ２だけが頼りで、仕事に
追いまくられる自分を支えてくれた。


そしてようやく先月、アリストの修理を決心し、実行した今日この
頃である。（次回、詳しく書く）まだオイル交換やランプ交換が
残っているので、完璧ではないが、今月から配備となろう。暑くな
ってからではエアコンなしはつらい。それに遠出したときのアリス
トの車内でするいねむりは、なににも換え難い。それほどいいド
ライビングシートではないが、昼寝のベッドには最高なのであ
る・・・・


ＭＲ２の平均燃費は、もっとも最近のもので９．７６ｋｍを記録し
た。夏秋は９．２～９．５ｋｍ前後まで伸びたが、冬場に全く同じコ
ース同じ給油法、ほとんど変わらないドライビングで８。５ｋｍまで
落ちたのをヤフオク購入のレーザーエースという添加剤を入れる
ようになって改善した。１０％の改善率には届かないのだけど満
足している。同じ条件でも都内などなら、７ｋｍ台になってしまうだ
ろうが、渋滞のほとんどない、でもストップ＆ゴーはけっこうある
郊外路や平均速度の高い国道バイパスをストレスのない、抜き
去ってきての数値なので大満足だ。といっても、ほとんど３０００ま
でくらいしか回していないし、馬鹿げた速度も出さないでだから当
たり前といえば、当たり前か。


この車、有名なＪＵＮファクトリーで再セッティングを（自分のセッテ
ィング失敗がきっかけで）してもらったのだけど、それから劇的に
燃費改善を果たした。それまでは、通常５．５ｋｍ前後、海への順
調なすいすいの遠出でもやっと７ｋｍ到達でしかなかった。それ
が、再インストール＆セッティングでここまで変貌するとは信じら
れない思いだ。


ときどき、どうしたら燃費は良くなるかと言う論争をネットで目にす
るが、ＥＣＵのリマップに勝るものはまずないだろうと経験上感じ
ている。ノーマルコンピュータは、へぼがこわさないように作って
ある、そういうのをフールプルーフという。馬鹿でも問題ない、とい
う意味である。


でもＪＵＮは高かったなあ。リクエストしてないのに全部ひととおり
セッティングメニューを施され、１７～１８万円取られた。宣伝には
レッカー引き取り無料ってあったけど、しっかり２．５万円以上くら
い乗ってたし。技術は一流には違いないけど、高いなあ。ＥＣＵ書
き込みそのものは、６万円か８万円で相場内だったけど付随サー
ビスで取られる。今度行く時は、オーダーリクエストにして、絶対
おまかせにはしないつもり。でも、これ車屋にいやがられるんだよ
なあ。